オフィスの印刷環境の整備はITインフラのなかで最も遅れていると言っても過言ではありません。それにも関わらず、オフィス文書の印刷量は決して減少傾向にはなっていません。そして、もう一つ忘れてはならないのが、紙からの情報漏えいによるセキュリティリスクです。
市町村の事務職員数は、人口の0.9%前後が平均的です。仮に人口60万人の自治体を例にすると、職員数は約6000人、年間の内部情報文書の印刷量は約1億枚にのぼります。そして、1億枚の印刷にかかるコストは、年間3〜4億円にもなります。
環境活動や印刷の削減、改善活動の定着を実現すると同時に、出力機器のセキュリティホールの抑止につなげるためには、印刷実行ログを並行して取得することが最善と言えます。
一般にMPSは、印刷業務に関わるあらゆるコストを低減することを目的とした、新しい運用アウトソーシングのことを指すことが通常ですが、実際のMPSの多くは、要約すると、出力機器の台数集約と基幹出力のアウトソースになっており、オフィス文書の印刷そのものを減らすところまでは至っていません。
日本テクノ・ラボが考えるMPSとは、導入企業・自治体と一緒になって印刷習慣の改善を行い、印刷環境の改善とともに、セキュリティを高めて印刷量を削減することにあります。
SPSE PRINT LOGGERは、高い精度の印刷ログにより印刷の実行状況を把握し、部門ごとの印刷量を可視化、印刷ポリシーの制定、中期で8〜10%の削減目標値の設定、印刷を減らすワークスタイルの提案や情報のライフサイクルを考えた印刷習慣など、職員自らが実行し定着する活動を支援いたします。
MPS機能
稼働状態の可視化のために、出力機器ごとのカウンター(総印刷面数)の収集を自動的に行い管理します。
印刷ログ機能
MPS機能で取得するカウンターの収集のみでは部門ごとの印刷量は把握できず、印刷履歴も把握できないため、セキュリティ対策になりません。
特定の出力機器メーカーに縛られることなく、「出力機器稼働状態の把握」をSPSE PRINT LOGGERは可能とし、
「いつ、誰が、どんなドキュメント名の印刷を、カラーまたはモノクロで印刷したか」のみならず、「片面/両面、割付面数、どの出力機器で印刷したか」まで、高精度で収集します。
可視化機能
ご利用中のプリンターや複合機の使用量をSPSE PRINT LOGGERサーバーがSNMP等を利用して正確に統計を表示いたします。
複合機連携機能をご利用の場合、どの部署の誰が一番印刷を行っているか、カラーの比率はどのくらいあるのか、などのコストに直結する情報を一元管理可能となります。
OS | Microsoft Windows Server 2016 Microsoft Windows Server 2019 Microsoft Windows Server 2022 |
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CPU | Intel Xeon Quad Core以上 |
RAM | 8GB以上 |
OS | Microsoft Windows 10以降(32bit、64bit対応) Microsoft Windows Server 2012R2 Microsoft Windows Server 2016 Microsoft Windows Server 2019 Mac OS X |
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CPU | Dual Core以上を推奨(OSが快適に動作する環境をご用意ください) |
オープンプライス
アプライアンスサーバーでのご提供、年額使用料でのご提供も可能です。