MISTRAL PostScript プリント・サーバー / コントローラ
mistralはWINDOWS/LINUX/VX WORKS(VxWORKS)といったOSで稼働するプリントサーバー/コントローラです。RIPにはPostScript3を搭載し、デバイスに依存しない高品質の出力ソリューションを提供します。
mistral は、出力デバイス(コピー機・大判印刷機・その他プリンター)をコンピュータネットワークに接続し、ネットワーク上の他のコンピュータからネットワークプリンターおよびコピー機の場合であればネットワークスキャナとしてご使用いただけるようにするための製品です。mistralは、そのプラットホームに最新の PC/AT互換機を採用していますので、高速、高画質なプリントとスキャンが実現できます。
用途
mistralは、中小規模ワークグループ内の共有ネットワークプリンターとしてご使用されることを想定し設計されています。mistral に標準搭載されるネットワークインターフェースは、10Base-T/100Base-TX自動切り替えのイーサーネットインターフェースですので、ほとんどすべてのネットワーク環境に接続することができます。その上、プラットホームとしてWINDOWS/LINUX/VX WORKS等のOSを使用していますので、プリント機能に関連するプロトコルとして、SMB(TCP/IP)LPR(TCP/IP)AppleTalk をサポートしています。お客様のWindows 環境はもとより、Macintosh、Windows PC、UNIX の混在するマルチクライアント環境においても、プリンタードライバを気にすることなく容易にネットワークプリンターとしてご利用いただくことができます。
特徴
- コストパフォーマンスに優れたプリンティング・システム
- Mistralは、WINDOWS/LINUX/VX WORKS(VxWORKS)等で稼働するように設計されており、設計・デザイン・都市開発等、業務用のプリンティングシステムに多くの実績があります。めまぐるしく進歩するPCハードウエアやOSに合わせてMistralを使用することにより、その時の最適なコストで最大のパフォーマンスを享受することが可能になります。
- マルチクライアント・マルチプロトコル
- Mistralは、TCP/IP、NetBEUI、AppleTalkなどのプロトコルを同時にサポートするマルチプロトコル対応です。様々なネットワーク環境下で、Windows、Mac、UNIXなど、異なる複数のコンピュータから、印刷やスキャン(カラーコピー機等)を行うことが出来ます。
- Web上でプリンターのステータスや、再印刷など様な機能を制御
- Mistralでは、OSや機種を問わずどのクライアントからもWebブラウザによりプリントサーバー/コントローラを監視することができます。課金管理、ジョブ管理、スプール管理、カラー・マッチング等がデスクトップで行えます。
- 離れた場所からスキャナーを遠隔操作
- コピー機のスキャナーをWebブラウザからで操作することができます。スキャンした画像は、クライアント側にダウンロードすることも、サーバー側で管理することも可能です。
- OCF/CIDフォントダウンロード
- 各種日本語フォントをサーバーのHDDへダウンロードして、プリンターのレジデント・フォントとして使用して頂けるツールを標準でご提供します。Windowsマシンの環境で、モリサワやフォントワークス、ダイナフォントなどのフォントをストレスなく使用したい場合、MacintoshによるDTPでOCFフォントを使用したい場合などに大変有効です。
- HPGLをPSプリンターで印刷
- UNIXの分野で培ってきた多様なフィルター群がオプションで搭載できます。ラスターデータの直接出力、AutoCAD等からのHPGL/2 、DXF出力等、カラーコピー機を業務用プリンターとしてもご利用頂けます。
- TIFFやEPSの直接出力
- Mistralには、TIFFやPSを直接出力できる機能がオプションで用意されています。EWSなどで生成したPSを出力するシステム環境の構築や、TIFFを直接出力してスピードアップを計りたい場合に有効です。またサーバーやコントローラの仕様によってはEPSデータやAIといったファイルフォーマットの直接出力も可能です。
*EPSやAIデータの直接出力機能ははコントローラやサーバーの仕様によって、内容が異ります。
- 一台のサーバーで様々なプリンターを制御
- 「マルチデバイス」機能は一台のMistralサーバーで複数のプリンターをサポートするものです。対応プリンターのラインナップから自由な組み合わせのマルチデバイスMistralを構成することができます。例えば、A社とB社のカラーコピー機2台とC社のプロッターというように、3台のプリンターを接続し並列に稼動させることも出来ます。
(同時接続可能な構成はMistralサーバーに使用するPCのリソースによって異なります。)
仕様
mistralの概要と機能
mistral は、出力デバイス(コピー機・大判印刷機・その他プリンター)をコンピュータネットワークに接続し、ネットワーク上の他のコンピュータからネットワークプリンターおよびコピー機の場合であればネットワークスキャナとしてご使用いただけるようにするための製品です。mistralは、そのプラットホームに最新のPC/AT互換機を採用していますので、高速、高画質なプリントとスキャンが実現できます。
mistralは、中小規模ワークグループ内の共有ネットワークプリンターとしてご使用されることを想定し設計されています。mistralに標準搭載されるネットワークインターフェースは、10Base-T/100Base-TX自動切り替えのイーサーネットインターフェースですので、ほとんどすべてのネットワーク環境に接続することができます。その上、プラットホームとしてWINDOWS/LINUX/VX WORKS等のOSを使用していますので、プリント機能に関連するプロトコルとして、SMB(TCP/IP)LPR(TCP/IP)AppleTalk をサポートしています。お客様のWindows 環境はもとより、Macintosh、Windows PC、UNIX の混在するマルチクライアント環境においても、プリンタードライバを気にすることなく容易にネットワークプリンターとしてご利用いただくことができます。
ネットワークプリンタについて
インターネット/イントラネット環境にも対応し、Webブラウザにてリモートマシン上から管理することが可能なほか、マルチプロトコル、リモートメンテナンス機能などをサポートした次世代のプリンターです。また、ネットワークプリンター機能だけではなく、複写機のスキャナ機能を利用した、スキャナのネットワーク共有機能やスキャンしたデータを簡易データベースとしてオンラインで管理する簡易ドキュメントサーバー機能もご利用いただくことができます。
ハードウエア構成
以下のハードウエア構成図は、コピー機のコントローラーとして開発されたmistralの一例です。コスト面とエンジンスピードに見合い、かつ市場にて受け入れられるパフォーマンスと機能を達成する事を念頭に開発を行っています。
ソフトウエア構成
以下のソフトウェア構成図は、ハードウエアブロック図におけるプリンターコントローラー上で機能し、基本となるOSは、組み込み用途向けにカスタマイズしたUNIX系OSを使用していることを示します。OS内部のドライバソフトウェアおよびOS上のプリンターコントローラー用アプリケーションは、ターゲットプリンター用に最適化し開発されます。UNIX系OSを使用することで、ネットワーク関連のアプリケーションを容易に開発することが可能となり、また、機能追加にも柔軟に対応することが可能です。
ソフトウエアブロック図
下記ソフトウェアブロック図は、mistralの機能を実現するために、必要な構成要素を単位ごとに表したブロック図です。
機能
- 高機能スプーラ
- Windowsの標準スプーラに加え、mistral 専用の高機能スプーラを組み込み、従来では実現不可能であった新機能を提供しています。「印刷待ち」「印刷済み」「印刷エラー」「印刷一時停止」の4つのスプールキューを備え、各キューのプリントジョブはWebブラウザからドラッグアンドドロップにて直感的に操作することが可能となっています。また、OFFLINE印刷機能にて、プリント後のジョブに対して「ページ指定による再印刷」や「プリント部数等のプリント属性を変更しての再プリント」を行うことも可能です。
- 詳細ステータス表示機能
- 「紙詰まり」「紙切れ」「トナーの交換」といったプリンター内部の障害や状態、「PostScriptエラー」などを詳細に知ることができます。これらのログ情報は、Webブラウザによるリモート管理機能を使用してリモートマシンから見ることができますので、プリンターの状態を知るためにわざわざプリンターの設置された場所まで移動する必要はありません。
- 詳細アカウンティング機能
- 「誰がいつ何枚、どのサイズの用紙でプリントした」などのアカウンティング情報を記録することができます。これらの情報も他の機能と同様にWebブラウザによるリモート管理機能を使用して「年単位」「月単位」「日付単位」で「ユーザー毎」「グループ毎」にリモートマシンから見ることや、Excel等で取り込み可能なファイル形式にて取得することが可能です。また、アカウンティング情報の収集に加え、この情報を利用したプリント枚数制限機能も備えています。プリント枚数制限機能は、「年単位」「月単位」「日付単位」で「ユーザー別」「グループ別」にプリント枚数の制限を設定することが可能です。
- mistral マネージャー
- Webブラウザによるリモート管理機能です。印刷JOBのステータス表示、プリンターのステータス表示、WebScan機能、プリンタードライバ等のクライアント用ソフトウェアのダウンロード、ユーザー管理、ログの収集等のmistralの設定管理ができます。システム管理者の方は、「mistralマネージャー」を使用しプリンター管理に関するすべての操作をネットワークに接続されたリモートマシン上のWebブラウザから行うことができます。
- ネットワーク対応スキャナ機能
- コピー機の高速スキャナ機能をWebブラウザから操作することができます。(WebScan)スキャンしたイメージデータは、各種フォーマットの画像データとしてクライアント側にダウンロードすることも、サーバー側で管理することも可能です。またWindowsPCのTwain対応アプリケーションより使用することができます。(mistral Network Twain Scan)
- オートプリント機能
- mistral上の共有フォルダに特定のファイルを転送するだけで自動的に出力が行われる機能です。オプションフィルターを導入する事により、TIFF、BMP、JPEGなどのラスターファイルや、PostScript、HP-GLフォーマットのファイルをアプリケーションを介すること無しに出力する事ができます。
mistralマネージャー
「mistralマネージャー」とは、インターネットやローカルエリアネットワークを介し、ネットワーク上のコンピュータからmistral の「操作」「管理」「構成」「状態監視」を行うためのユーティリティーです。mistralの管理にかかわるほとんどすべての操作をリモートマシン上のWebブラウザから行うことができます。コピー機のトレイにセットされている用紙サイズや用紙の残量も確認できます。また、WebScanページからは、ブラウザ上でのスキャンが使用でき、簡易ドキュメントサーバーとして利用できます。
- 印刷ジョブ数の制限
- 「印刷済み」キューに保持可能なジョブ数は、0から1000個までの範囲で設定可能です。出荷時の設定は、50個までのプリント済みジョブを保持するように設定されています。設定されたジョブ数の制限に到達した場合、「印刷済み」キューに保持されたジョブの中で印刷完了時間の古いものから順に削除されます。設定の変更は、mistralマネージャーの「コンフィグページ」-「サーバー設定」から行います。
- ハードディスク容量の制限
-
プリントジョブスプール用ハードディスクの空き容量によりプリントジョブの制限を以下の2段階で行います。
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プリントジョブの受付時、ハードディスクの空き容量が全ディスク容量の10%以下になった場合
プリントジョブの受付を拒否します。
ハードディスクの空き容量が残り10%になった後に、さらにプリント要求をされた場合は、印刷済みキューに保持されたジョブの中で印刷完了時間の古いものから順に、ハードディスクの空き容量が全ディスク容量の10%以上になるまで削除します。ハードディスクの空き容量が10%以上に達しない場合は、「スプールDISK 満杯」エラーとなりWindowsクライアントのプリンターにエラーが表示されますので、プリントキャンセルを行い、プリントジョブを削除してください。
-
プリントジョブのスプール中にハードディスクの空き容量が全体の5%以下になった場合
プリントジョブのスプールを中止します。ハードディスクの空き容量が残り5%以下になった後に、さらにプリント要求をされた場合は、印刷済みキューに保持されたジョブの中で古いものから順に、ハードディスクの空き容量が全ディスク容量の10%以上になるまで削除します。
使用可能なブラウザ
「mistral マネージャー」はWeb ブラウザからの操作を通常のWindows アプリケーションの操作感覚と同等とするためにJavaを使用しています。
「mistral マネージャー」のJava アプレットは、JDK1.1 環境をサポートしたWebブラウザでのみ実行可能です。
- Windows
- Microsoft Internet Explorer
- Linux 、FreeBSD 、Solaris 等のUNIX 系OS の場合
- Fire Fox
ネットワーク対応スキャナ機能
mistral では、コピー機 のスキャナを有効利用するための「mistral Network Twain Scan」と「WebScan」の2種類のネットワークスキャナ機能があります。どちらも、ネットワークで接続されたリモートマシンから利用できます。
最大A3サイズ/400dpiでスキャンを実行できます。また、コピー機にシートスルーフィーダー(EDH:自動原稿送り)が装備されている場合、連続スキャンを行うこともできるので、大量の文書の読み取り、保存などに威力を発揮します。
- mistral Network Twain Scan
- Photoshop 等のTwain 対応アプリケーションから呼び出すTwain対応のスキャン機能です。アプリケーションに直接スキャンデータを取り込みます。
- WebScan
- ブラウザ上で操作するネットワークスキャン機能です。スキャン後の画像データは、PDF/TIFF/JPEG 形式でmistral サーバー上に保存でき、またリモートマシン上にダウンロードすることもできます。スキャンしたデータを簡易データベースとしてオンラインで管理する簡易ドキュメントサーバーとしてもご利用いただくことができます。
オートプリント機能
オートプリント機能とは、PostScriptファイルの自動プリントを行う機能です。オプションのラスターイメージフィルターやHP/GLフィルターと組み合わせることで、フィルター機能にてサポートしたファイルの自動プリントを実現することができます。
出荷時のデフォルトでは、「D:¥Mistral¥Auto¥Direct¥」が、受信用FTP仮想ディレクトリとして作成されています。
このディレクトリにmistral のPPD情報が反映されたPostScript ファイルをFTP 等で転送することでmistral Auto Printサービスが自動プリント処理を実行します。
オプションフィルターが組み込まれている場合は、ラスターイメージファイルやHP-GL/2 ファイルを転送することでmistral Auto Print サービスが適切なフォーマット変換フィルターを起動し、自動プリント処理を実行します。
クライアントの条件
mistralに出力を行うクライアントPCは、以下の条件を満たしている必要があります。
- Windows を使用する場合
-
- 512MB 以上のRAM
- Windows付属のPostScriptプリンタードライバ
- TCP/IP プロトコル
- ウェブブラウザでmistral マネージャーを使用する場合:Microsoft Internet Explorer あるいはFire Fox
- 解像度800×600 以上で16bit カラーをサポートするモニター
- UNIXを使用する場合
-
- RFC1179(Berkeley lpdプロトコル)に対応のTCP/IP プリントソフトウェア
- ウェブブラウザでmistral マネージャーを使用する場合:Fire Fox
- ※UNIXからの出力はPostScriptファイルを生成するアプリケーションに依存します。
- ※お使いになるブラウザのバージョンによって一部機能制限があります
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